レンタカーを借りて気がかりなのは、やはり万が一事故にあってしまった場合です。
もらい事故もあるので、自分は運転に自信があるからと過信せずにここは補償加入をオススメしますが、その補償内容が手厚いレンタカー会社から車を借りたいところ。
えっ?補償内容が手厚いって、レンタカーの保険や補償制度なんてみんな同じじゃないの?と思っていらっしゃる人が多いと思いますが、実はレンタカー会社によって違うんです。
そこで今回は、大手レンタカー会社から格安レンタカーまで、保険や補償制度のないようを徹底チェックします。
ぜひ、レンタカー会社を選ぶときの参考にしてください。
保険のかけ方も各社違うが、補償制度にカラクリあり!
では、レンタカー保険内容を比較してチェックしていきましょう。
比較を均一化する為に車両は営業車で利用が多いプロボックスバンなど、「VBクラス」で比較してみます。
※ニッポンレンタカー
対人:無制限 対物:無制限 人身傷害5,000万円 車両:時価まで
補償制度 「CDW(免責補償制度)」加入料1日24時間まで1,100円
※日本レンタリース東京
対人:無制限 対物:無制限 人身傷害5,000万円 車両:時価まで
補償制度 「CDW(免責補償制度)」加入料1日24時間まで1,100円
※業務レンタカー
対人:無制限 対物:無制限 人身傷害3,000万円 車両:時価まで
補償制度 「CDW(免責補償制度)」加入料1日24時間まで1,100円
※賃貸自動車
対人:無制限 対物:無制限 人身傷害3,000万円 車両:時価まで
補償制度 「CDW(免責補償制度)」加入料1日24時間まで2,200円
※アーバインレンタカー
対人:無制限 対物:無制限 人身傷害1,000万円 車両:時価まで
補償制度 「CDW(免責補償制度)」加入料1日24時間まで1,320円
いずれも2021年6月現在、Web&問合せ調査による価格です。
対物賠償保険、車両保険に関しては、事故を起こした際に免責額の自己負担金を支払う必要があります。
その自己負担金を免除されるのが「免責補償制度」です。
「免責保証制度」へ加入すれば免責額分のお金を請求されずに済むため、レンタカーを借りる際には加入することをお勧めすします。
しかし、表をご覧いただくとお分かりのとおり免責補償の料金はレンタカー会社によって違います。レンタカー基本料金が安くても免責補償料が高ければ、結果としてレンタカー代の総額は高くなってしまいます。
免責補償制度に加入していても負担が生じるパターンもあり!
さて、レンタカーを借りるときに免責補償制度に加入すると一安心、ということはご理解いただけたと思います。
が、残念ながら、まだ落とし穴があるんです。
「えっ?なんで?」と思われるでしょうが、レンタカー会社によっては免責補償のサービスに加入していても別注に記載されている負担金を請求される場合があります。
たとえば、「自損事故では車両免責補償が受けられない」とか「過失損害金、追突損害金を別途設けている」というレンタカー会社もあって、万が一の際に「そんなの聞いてないよ!」ではもう遅い。
ご利用の際はレンタカー基本料金や免責補償料だけでなく、細かい内容をよく確認して、万が一の負担額で思いもよらない出費が嵩まないように選ぶと良いでしょう。
対人・対物保険は重要ですが、同乗している人への補償にも気を使いましょう。
前述の保険金額などを比較した表を思い出してください。各社とも対人・対物は無制限ですが、事故にあったクルマに同乗していた人を対象とした人身傷害(昔の言い方ですと搭乗者傷害)という保険の金額を見てください。大手レンタカー会社は1名5,000万円までの補償をしています。これは一般の方が掛ける任意保険の最高ランクに近い保険内容です。
一方、人身傷害が1名3,000万円、なかには1,000万円までの保険しか掛かっていない会社もあります。
人身傷害の主な対象は同乗者ですので、万一の際も支払われる保険金は対人賠償よりは低い金額とはなりますが、それにしても上限が1,000万円では心もとないと言わざるを得ません。
こういう部分もレンタカー会社にお任せではなく、しっかりと確認してから利用しましょう。
レンタカー基本料金+免責補償料+補償内容のバランスと、万一の際の追加費用の有無が重要
レンタカー会社を選ぶ際は、まず大手レンタカー会社の「保険内容」と「(CDW)免責補償制度」をご覧ください。大手はレンタカー基本料金は高額ですが、その分充実した補償内容の保険です。
それを「安心に対する基準」として格安レンタカー会社を選ぶことをお勧めします。
おすすめのレンタカー会社はどこ?
保険・補償は充実していてほしい、
CDW料金が高額だと嫌だ、
トラブルの際に色々な名目で費用を請求されるのはもっと嫌だ。。。
そもそもレンタカー基本料金は安く抑えたい。。。
そこで、大手水準の保険内容と免責補償制度の内容と料金で、
レンタカー基本料金は大手の半額と安い、というレンタカー会社があります。
「マンスリーレンタカー業界で最も手厚い補償を備えている」と言われるレンタカー会社を選ぶことをお勧めします。